上手に周囲の人を使ってもっと楽に働く方法
今回もサッカーの偉人であるヨハン・クライフの言葉から学んでいきましょう。
クライフはオランダ代表としてトータルフットボールの実戦を牽引したサッカー史を語る上で欠かせない人物です。
「ボールを動かせ。ボールは疲れない。」
このクライフの言葉から学ぶことは
・自分でなんでもやろうとすればいずれ疲れてしまう。
・自分は動かず、周囲を動かすほうがゴールへは近づく
では1つずつみていきましょう。
自分でなんでもやろうとすればいずれ疲れてしまう。
仕事をしていると責任が付きまといます。仕事においては簡単に逃げ出せないですし、逃げ出すことはよくないことと思っている人がほとんどでしょう。
そのため責任感の強い人や優秀な人ほど自分で何もかもやりたがってしまいます。
簡単に言えば周囲よりも自分自身を信じているからです。
しかし自分に与えられた時間は1日24時間です。また体力も無限にあるわけではありません。
仕事量が多くなればプライベートの時間を削り、しまいには睡眠時間を削ります。
そうすると心身共に体調に限界をきたし、仕事自体できなくなる可能性もあります。
人間1人にはできることは限られていることを知ることが大切です。
そしてその限られたものを最大限活用するためには会社にいる周囲の人を上手に使うことが必要になるのです。
自分は動かず、周囲を動かすほうがゴールへは近づく
周囲の人を上手に使うことが必要であることはわかったが、実際どうすればいいのでしょうか?
答えはとても簡単です。周囲の人に具体的にタスクとスケジュールを落とし込み、やってもらうのです。
基本的に人は具体的にやるべきことと納期が明確であれば進むことができます。
タスクとスケジュールを周囲に渡した後、自分はタスクの進捗確認だけをすればいいのです。
そうすれば工数を一気に削減することができます。あからさまに進捗管理だけすると周囲からの反発があると思うので、少しは手を動かすようにしましょう。
しかし周囲の人がうまくタスクを処理しきれないことも想定されます。
そして最悪の場合はプロジェクトそのもののが失敗する可能性もあります。
このタスクの進捗確認だけに絞ることはリスクヘッジにつながるのです。
なぜなら自分の工数が減っているので他のプロジェクトにも入ることが可能だからです。
ひとつが失敗してももうひとつが成功すれば及第点はもらえるでしょう。
この方法はいきなり新人が使えるものではありませんが、自分が支持できる立場になったときはぜひトライしてみてください。
なんだかスポーツチームの監督になる感覚を得られると思います。